誰に対しても「いい人」「いい子」でありたいと思う。わがままが言えない
▼自己診断チェック
□ 人からどう思われるか、人からの評価が気になる。
□ 人前で緊張する。人間関係が苦手。
□ 誰からも好かれたい。誰に対しても常に「いい人」「良い子」であろうとする
□ 人に甘えられない。わがままを言えない。
□ 「欲しい/いらない」「好き/嫌い」といった意志表示ができない
□ 感情表現が苦手で、喜怒哀楽の感情を素直に表現できない。人前ではしゃげない。
□ 弱い立場の人に対して過度に共感的。同情的で、本当は自分が面倒をみてほしいのに
いつも人の面倒を見る役回りになってしまう。そして、最後は燃え尽きる
(医師、看護婦、カウンセラー、福祉関係者などに多い燃え尽き症候群)
□ 子どもや子どもっぽい人が苦手で、見ているとイライラする。
□ 「ああしろ」「こうしろ」と、人に対して指示的、支配的になってしまう。
(親的な立場をとりたがる)
▼悩みの原因(悪魔のプログラム)
「子どもであってはいけない」
「子どもであってはいけない」を持つものは、自分の欲求を我慢して、
自分よりも他人(の気持ち)を優先しようとする。
誰からも気に入られたいという気持ちが強く、常に「いい人」や「良い子」であろうとする。
人の面倒見が非常によく、弱い立場の人に過度に共感的、同情的である。
まれにではあるが、自分の心の中で感じている「常にいい人、良い子でなければならない」
という不自由な感覚に抵抗して、あえて反抗的であったり、過剰に自由に振る舞おうとする者もいる。
▼刷り込みの場面(悪魔のプログラムが刷り込まれた幼少期の出来事)
「子どもであってはいけない」は、自分自身に対して厳しい親が
自分の子どもに対して子どもらしくあることを許さない状況で刷り込まれることが多い。
長男、長女に多いリミッティング・ビリーフである。
機能不全家庭(家族内において夫婦関係の破たんやアルコール依存、虐待、共依存などが
見られる家族)の下で育った、いわゆる”アダルトチルドレン”が持つ
代表的なリミッティング・ビリーフの一つである。
・両親とも真面目で、しつけが厳しく、自由や楽しみ、子どもらしい活動を禁止されていた。
・親から「あなたはお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」と言われて、
子どもらしい振る舞いや甘えることを許されなかった。
・親から過度な期待をかけられて育てられた。
・親がいつも大変そう(忙しそう)にしているのを見て、
「自分だけ甘えてはいけない」「自分も我慢しなければならない」と決断した。
・両親のケンカが絶えず、それを見るたびに、「自分がしっかりして、何とかしなければ」と決断した。
・病気の親など、かわいそうな状態にある親の感情の面倒を見ることで、
「もっと自分がしっかりして、親を喜ばせなければならない」と思いこんだ。
・虐待を受けた際に、「子どもだからこんな目にあったのだ」と思いこんだ。
(以上、「あなたの『悩み』がみるみる消える24の方法」棚田克彦 より引用)
「パートナーに甘えること、頼ることが難しく、やってほしいことを言えない。」
「パートナーとの関係で嫌なことがあっても、自分が我慢すればいいと思ってしまい
何事もなかったようにしてしまう。」
「パートナーが不機嫌であることが、自分のせいであるように感じてしまい
男性の理不尽な言動を許容してしまう。(モラハラ・パワハラの背景)」
このような言葉をご相談者さまからお伺いした際に、
【子どもであってはいけない】のリミッティングビリーフが
あるのではないかという見立てを行い、カウンセリングやセラピーを行います。
【子どもであってはいけない】のリミッティング・ビリーフを持つ者は
自分より他者を優先してしまうため、自分の素直な気持ちに気づいていません。
まずは、カウンセリングを通じて、自分の素直な気持ちに気づいていただき
自分の気持ちを一番に大切にしていいということをお伝えします。
親も含む様々な人間関係で、多くの負担と責任を背負っているケースが多く、
負担を軽くする選択が、自分の意志でとれるように同時にサポートします。
また、親子の役割が逆転していることも多く、親子関係を健全な形に戻すことで
人生のもつれを解消し、自分らしい人生を選択できるようになります。
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